NK細胞培養の詳細
採取したリンパ球を、当日中に京都の細胞培養センター*1まで運びます。大量のリンパ球の中から、NK 細胞に特化した培養工程に入ります。厳しい安全管理の下、治療回数分を培養します。NK細胞を増強( 活性を高めて数を増やす) したANK 細胞になるまでの培養期間は2 ~4 週間です。
ANK療法を開発をされた先生方は、インターロイキン2を受けるアンテナ「インターロイキン2レセプター」の発見者と共同研究者のお二人です。
お二人は京都大学で免疫学の研究をしておられましたが、今日ではANK療法専門の細胞培養センター(京都)*1でNK細胞を培養されています。
ANK療法に関連する周辺事項含め、リンパ球バンク株式会社*2が統括されております。
*1 東洞院クリニック細胞培養センター
特定細胞加工物製造の届出施設 培養が困難と言われる野生型のNK細胞を高度に活性化しながら、選択的に増殖させるANK(Amplified NK)療法の培養ができる国内唯一の施設。
第三種再生医療として、がん治療を提供する医療機関と提携し、細胞受託加工を行う医療機関に細胞培養センターの施設・培養技術員等の細胞受託加工に必要な一切のリソースを提供しています。